避難者応援家電バンク・フードパントリー

団体名 社会福祉法人野々市市社会福祉協議会

都道府県 石川県

助成額 1,470,000円

活動開始日 2024/4/1

活動終了日 2024/6/28

助成金で行った活動の概要
■2月1日より「避難者応援家電バンク・フードパントリー」を開始したが、3月中旬の時点でもみなし仮設住宅等の手続きをされている方が多く、4月以降も利用増加が見込めることや、避難者より継続希望がある為、事業の継続を決定した。なお、建物を農協より借りていたが、期間が6月末までという事で後片付けを行い、建物を返却するにあたり、対象者に対しては、6月24日を持って事業を終了することを周知し活動を行った。6月末には建物を農協へ返却した。                                         ■家電バンク・フードパントリー継続  当日展示会場にある品物の中、寄附物品を無料で提供する。食糧品も合わせて提供する。  避難者の利用日:月・水・金 午前10:00~12:00、午後13:30~15:30 家電・食品提供       ボランティア活動日:月・水・金(9名程) 午前9:00~12:00、午後13:00~16:00         内容:家電・室内清掃、動作チェック 展示へ 避難者の受付、配送の内容確認                                                                                                           家電受取・家電配送(特に冷蔵庫、洗濯機)、必要に応じて避難者の送迎                                                                                                              活動日:火・木(2名程)午前10:00~12:00、午後13:30~16:00 内容:家電・室内清掃、食品購入補助                                   ■随時フードドライブ・避難者応援家電バンク等募集  ・食糧品の寄付を募る。 ・募集の流れや内容を調整し再計画し、市内関係団体、市民、企業等へ家電の協力、寄附を募った。  ・展示場所の確保(無償提供の延長)農協より了承を得る。 ・ボランティア(受付、清掃、配送等)の募集調整 

活動日数 62日

支援対象者実人数 205人

支援対象者延べ人数 759人

参加ボランティア実人数 21人

参加ボランティア延べ人数 198人

本助成金による活動の成果
この活動場所に常駐スタッフがいることで、避難者の皆さんの「拠り所」となった。ボランティア活動者には、能登出身の中高年の方が多く、年齢もちかい為、コミュニケーションを図ることに時間がかからなく、傾聴することができ、野々市市での生活についても助言等を行えた。「分からないことがあれば、この場所で聞くことができる」ということや、「あの場所へ行くと元気がもらえる。楽しい」ということが認識された。また、ボランティアの皆さんと毎朝、ミーテイングを行うことでボランティアの皆さんとも意思疎通ができ、避難者の方に気軽に来所頂ける「拠り所」を提供できた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
避難先の野々市市で生活する上で、能登での生活とのギャップを感じている方が多く見られた。内容としては、畑・花壇いじりができなくなり野々市市で何をしたらよいのか。固定電話が主であり携帯電話(スマートフォン)を使いこなせなく、ご近所の方の連絡先が登録されていない為、皆がどこにいるか分からない。触ることができない為、調べることもできない。携帯を持っていない方も多い。車の運転が怖い。地理が分からず、車線が多く、スピードについて行くのが大変。これを機に子より免許返納するようにと。課題となるよう様なことが見えてきた。今後の取り組みとして、石川県より委託を受け8月1日より「地域支え合いセンター野々市」を立ち上げ予定。家電バンク利用者、みなし仮設住宅等の入居者の方々へ周知し、サロン開設等を検討しながら、地元ご近所等の繋がりの再生に取り組んだり、地元へ戻るような取り組み(地元とのオンライン交流)、スマホ教室、交通安全教室、被災地の情報提供、多種に渡る情報等、野々市市で生活する上での情報提供ができるよう新たな拠点場所の整備を行っている。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://nonoichi-shakyo-news.blogspot.com/2024/07/blog-post_5.html
https://www.facebook.com/profile.php?id=100070239380420



寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、1月1日に発生いたしました令和6年能登半島地震において野々市市へ避難された方への仕組とし、助成事業を受けることができ、ご寄付をいただきました皆様ありがとうございました。令和6年2月1日より「避難者応援家電バンク・フードパントリー」事業を立ち上げ、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」活用させていただき、継続で、第二回中長期の申請をさせていただき、同時に6月末まで、建物もお借りすることの了承が得ることができ、避難者向けへには継続事業最終日は6月24日までと周知し活動を行うことができました。継続事業として常駐職員の配置や軽トラをレンタカー会社で借用することで、ボランティア活動が広がり一緒に事業運営ができるようになり、予測しない地震であり、予算のないところでの事業展開でしたので本当に助かりました。ありがとうございました。感謝申し上げます。