都道府県 石川県
助成額 580,000円
活動開始日 2024/1/2
活動終了日 2024/3/31
助成金で行った活動の概要
2024年1月1日能登半島地震が発生し、企業やお届け先の安否確認を実施。3日よりセカンドハーベストジャパンと協力し現地の状況調査を開始。運搬経路、現地の状況確認をした。企業よりパンの寄附をいただき、被災地に届けようとするが、奥能登の道路が大きな被害にあっており、寸断されているところもあり現地の方と連絡を取り合いながらのの運搬となる。また、物資は随時全国から届けられ金沢に一旦保管し、随時能登へ運搬した。1月半ばに中能登にセカンドハーベストジャパンの中継地ができ、フードバンク能登、富山、いしかわと連携をとり、能登の各地に物資が届くように検討。
2月には道路も幾分回復しているが、水道や電気はまだまだ復旧しておらず、建物には入れるが台所が崩壊しており調理できない施設などへ常温保存食糧以外の冷蔵・冷凍食品をお届けする。中能登の中継地で避難先の要望を聞くことができことで、要望に合ったものをお届けできるようになってきた。炊き出しなどに利用できる食材のお届けもできた。
3月はまだまだ寒く企業より冬物衣類を寄附いただきき、輪島の高齢者施設や避難所へお届けした。徐々に被災された方の必要なものも変化していっており、要望を聞き金沢にある保管場所より随時中能登や避難所へ運搬した。
活動日数 68日
支援対象者実人数 3,000人
支援対象者延べ人数 9,000人
参加ボランティア実人数 7人
参加ボランティア延べ人数 149人
本助成金による活動の成果
地震が起きた当初は無我夢中でやり始めた活動であるが、復旧はすぐに元に戻るものでもなく未だに余震は続き避難先での生活が続いており、今も生活用品や食糧支援に対応している。今回の災害で、今まで金沢市を中心に活動してきたが、能登をはじめ富山、全国のフードバンクと再び連携して活動することができたことが今後の活動に結び付いていくと感じた。また能登各所の往復約150km、災害で平時であれば3時間ほどの道のりを7時間かけて物資を配送する燃料代やボランティアの人件費、消耗品費を助成いただけたことで、災害を支援したい企業の気持ちを支援を必要とする被災された方に届けることができたことがとても大きな成果となった。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回の地震で避難所や車を持っている方は大きな避難所まで行って、生活用品や水を手に入れることができるが、自宅で避難している高齢者や車を持っていない方は拠点に生活用品が来ても取りに行くことができず、孤立化している方への対応が課題である。今後は能登への生活用品や食品のお届けを継続しながら、被害の少なかった福祉施設や子ども食堂などの地域の活動をしている方と連携し、被災地から避難してきた方へも声をかけていき必要な方に必要な支援が届く取り組みを実施する。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://foodbankishikawa.wixsite.com/home/blog
https://www.facebook.com/NPOfood
寄付してくれた人へのメッセージ
この度はみなさまからの寄付金を助成いただきありがとうございます。
5カ月たった今も1月の地震発生時と変わらない地域がまだまだあります。被災された方の必要なもの、足りないものも変化してきています。おかげさまで現在も支援を継続しております。長引く避難生活をされている方への支援活動を続けることができるのは今回の寄付してくださった方の助成金があったからこそと感じております。これからも、企業から提供いただいた食品や品物を必要な方へお届けする活動を続けてまいります。この度の助成金深く感謝申し上げます。