都道府県 和歌山県
助成額 2,470,000円
活動開始日 2024/1/6
活動終了日 2024/12/27
助成金で行った活動の概要
1.被災者への炊き出し・物資支援
・被災された方々に支援物資を配布しました。
・子供たちに絵本と駄菓子を配布しました。
・輪島市の小学校に絵本を寄贈しました。
・輪島市児童クラブに玩具を寄贈しました。
6.被災家屋の片付け補助
・瓦礫やブロック塀撤去、道路啓開、解体等を行いました。
・倒壊家屋から貴重品等を取り出しました。
9.被災したこどものための活動
・小学生への学習支援を行いました。
・輪島市から金沢市に避難している子ども・保護者が集える機会を作り、絵本読み聞かせ、
学習支援、レクリエーション等を行いました。
・保育園で読み聞かせをしました。
16.生業支援
・被災した家屋・工房内の片付けを行いました。
・百貨店での輪島塗展示販売会の計画を行いました。
活動日数 42日
支援対象者実人数 507人
支援対象者延べ人数 813人
参加ボランティア実人数 17人
参加ボランティア延べ人数 68人
本助成金による活動の成果
被災された方々は、何をどうすればよいか分からず 困っていることが多いです。そこで、瓦礫やブロック塀撤去、道路啓開、倒壊建物の解体、倒壊家屋からの貴重品取り出し等を行うことで、生活再建を助けるとともに、もう一度前を向いてやっていこうという気持ちを持ってもらうことができました。また、大きな損害を受けた輪島塗産業の復活のために、被災した工房の片付け、倒壊建物からの商品の取り出し、百貨店での展示販売会の計画を行うことができました。
地震後、輪島市から金沢市や金沢市近郊へ避難したため、転校しなけらばならなかった子どもたちがくさんいました。大きな地震を体験した上に、親しい友達と離れ離れになり、急に新しい学校に通わなければならなくなりました。加えて、地震直後は、輪島市の学校が休校になっていたので、未履修の学習内容ができてしまったが、転校先では、その内容も学習しているものとして授業が進められた学校もありました。よって、学習についていけなかったり、新しい環境に慣れるまでに時間がかかったり、心が不安定になり、登校できなくなった児童もいたため、未履修の学習内容や苦手な内容を指導しました。結果、新年度4月から、登校できるようになりました。また、学校に行きづらくなった子どもの保護者の悩みを聞き、相談にのることもできました。このように、避難先の金沢市で地元輪島の友達と集まり学習したり、一緒に遊んだりする機会を定期的に作ることができ、子どもたちや保護者の皆さんにとても喜んでもらうことができました。保護者の方からは、「これからの生活にまだ不安はありますが、子どもたちが楽しく過ごしてくれるのが一番嬉しいです。能登の子どもたちを支えてくれる素敵な方にお会いでき本当によかったです。いろいろなつながりを大切にして、これからもがんばっていこうと思います。」というような声をいただき、前を向いて進んでいくきっかけをつくることができました。
地震の影響で行われていなかった輪島市の児童クラブは、再開されてから児童の数が増え、遊び道具が足りなくなっていたため、玩具を寄贈しました。児童たちは、それらの玩具を使って楽しく遊んでいます。また、苦手な学習内容の指導も行うことができ、大変喜んでもらうことができました。
以上のように、被災された方々の状況に応じて、必要な支援活動を行うことができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
地震に加えて9月には大雨での被害を受けたため、瓦礫やブロック塀、土砂の撤去、宅地内の片付けなどが残っており、継続した支援活動が必要です。 地震後、輪島市から金沢へ避難していた子どもたちは、続けて金沢の学校に通う子、輪島の学校に戻った子、4月から輪島に戻る子など、それぞれの状況が違い、環境も変わっていくため、心が不安定になりがちです。よって、今後も、定期的に集まり、馴染みの友達と和やかな楽しい時間を過ごすことは、心の安らぎになると考えます。 また、輪島市の児童クラブには、避難所や仮設住宅で今までと違う生活をしながら、児童クラブに通っている子どもがたくさんいます。さらに、担当の職員さんたちは、自分も被害を受けながら、子どもたちを支えています。今後も、学習支援などを通して関わり続けていくことが大切だと考えます。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/profile.php?id=100027777439583
寄付してくれた人へのメッセージ
私たちは、仕事をしながら、休日を利用して、支援活動を行っております。しかし、活動するためには資金が必要になります。ここまで支援活動を続けることができたのは、皆様のご寄付のおかげです。心より感謝申し上げます。
地震、大雨と度重なって起こった災害のため、大変な状況は続いております。私たちは、一人を大切に、声を聞き、課題に向き合っていきたいと考えています。今後とも、応援をどうぞよろしくお願い致します。