都道府県 京都府
助成額 2,540,000円
活動開始日 2024/3/20
活動終了日 2024/12/31
助成金で行った活動の概要
本取り組み概要として
①3月に開催した能登町春祭り(荒天のため輪島市・珠洲市は祭り開催は中止してチラシ配布等に切り替えた)参加人数延べ2.100人
②8月に開催した能登町・輪島市での第一回復興祭(珠洲市は復旧・復興の進み具合から鑑み断念。チラシ配布活動に変更)参加人数:輪島市延べ1.600人・能登町1.860人
③秋に開催した秋祭り(これも復旧の状況から珠洲市は断念。チラシ配布活動に変更)
参加人数:輪島市1,850人・能登町1.320人
④冬に開催した今村組ライブ(珠洲市は上記と同じ理由で断念)
参加人数:輪島市320人・能登町430人
一番特筆するのは3月能登町で開催した春祭りである。まだまだ復旧もしておらずライフライン、特に水道も通っていない中での開催だったが、だからこそそれまで缶詰やレトルトばかり食していた地元住民は心から喜んでくれて、特に唐揚げなど揚げ物類が飛ぶように出て行って3会場分の揚げ物が1会場、それも昼過ぎには在庫切れとなってしまった。
この様子が私たちに大きな勇気を与えてくれて夏→秋→冬の開催の大きなエネルギーとなった。
ただ珠洲市は復旧状態が非常に悪く2025年1月現在でも水道が復旧していない地域が一部存在するほどであるから2024年の活動は断念し、改めて2025年3月29日に初開催できることになった。2025年も引き続き、輪島市・能登町・珠洲市中心に各種の活動を展開する予定である。
活動日数 56日
支援対象者実人数 9,480人
支援対象者延べ人数 10,630人
参加ボランティア実人数 29人
参加ボランティア延べ人数 1,624人
本助成金による活動の成果
私どもが考えていた「がんばろうとする心の支援」で各種助成金に申請をしてきた。そんな中でこれほど多額の助成をしていただいたのは本助成だけだった。
だからと言っていうのではないが、「心の支援」は確実に必要だとの手ごたえを感じた。3月の能登町での春祭りは現地世話役の見通しでは「大きなプロのイベントでもせいぜい1,500~2,000名参加」と言われていたのが2,000名を超える人が参加してくれ、出店で楽しみ、私どもの踊りで楽しみ、感動で涙を流してくれる人もいた。
また夏に行った夏祭りでは特に輪島市で開催した日が35度を超える猛暑にもかかわらず多くに人が詰めかけてくれた。
また現地の和太鼓チームや踊りチームも参加してくれ、その縁で同月8月に滋賀県近江八幡市で開催した八幡フェスにも輪島市役所の出店、またゲスト出演なども達成できた。
そんな中、一番の成果と言えることは昨年何回かの祭りとライブを重ねる中で「私たちも踊りたい!」との声が出てきてそれにこたえる形で募集をかけたところすでに10名以上の参加者が立候補してくれ、2025年の春祭りでは大々的に募集をかけて2025年4月から活動を開始する予定だ。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
一番の課題はすでに全国的に「能登」は忘れ去られているとの感想を持つ。しかしながら能登はまだまだ復興の道も見えず復旧さえも道途中である。上記でも書いたが珠洲市に至っては、1年以上経過しているのに一番大事なライフラインである水道も通っていない地域も存在している。そんな中でも来年、再来年と活動を継続しようとするとどうしても活動費の確保が課題となってくる。中でも設立できるであろう「能登踊りチーム」を運営するためには定期的な京都からの出張指導も必要となってくる。2025年の活動予定【イベント系】3月能登町・珠洲市での春祭り開催 8月能登町・珠洲市・輪島市での地域祭り巡り(1週間から10日間かけて) 12月輪島市・能登町・珠洲市での年末ライブ開催【能登踊りチーム】京都から月2回の出張指導(年間通して)踊り備品購入・衣装購入・踊り曲作成など少なく見積もっても500万以上の経費が必要になってくる。私どもは助成金だけに頼ることなく活動経費を広く募っていくが、もう一度いうとその活動経費の確保が一番の課題と言える。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.imamuragumi.com/
寄付してくれた人へのメッセージ
私は今まで阪神淡路大震災・東日本大震災・熊本震災など多くの震災復興支援活動を行ってきた。
そんな中でこんな声を聞いてきた。特に会社の社長などが語ってくれた言葉である。
「本当は私たちが出向いて行ってこの活動をすべきだと思う。しかしながら言い訳かもしれないが、その時間もあても、ツテもない。私たちはお金を出す言しか出来ない。それをあなたがやってくれている、むしろ感謝している」と。
そうなんです、お金を出してくれる人がいる、お金はないがそれを有効に使える知恵を持っている人がいる。その両方が力を出し合ってこそ、こういう活動は進んでいくのではないかと考えます。
感謝しています、心から。だからこそ1円のお金も無駄にせずこれからも活動を続けていく決意です。