板橋区在住のひとり親家庭に対して、無料で食料をお届けする事業です。基本的には2か月に1度開催しています。その合間に食料を寄付頂いた時は臨時パントリーを開催しています。

団体名 子育て応援フードパントリーしむら

都道府県 東京都

助成額 270,000円

活動開始日 2024/4/1

活動終了日 2025/3/24

助成金で行った活動の概要
区内在住のひとり親家庭を対象に無料で食品配布を実施します。二カ月に一度の開催です。おおよその目安として買い物カゴに一杯分の食品を提供しています。利用者は毎回30~45世帯でした。大人子供合わせて約100人~130人でした。活動を開始してから5年目ですが、年々利用者は増えています。
また近年の物価の高騰の影響でしょうか、今年度は利用者の切実さが大きくなっているように感じます。特に白米の価格高騰は経済的に厳しいひとり親家庭にとっては負担が大きく白米の供給を絶やさないように心掛けています。
利用者の方は子供を連れて見える方も多くいますが、子供たちが安心して来れるような居場所づくりも心がけています。

活動日数 14日

支援対象者実人数 202人

支援対象者延べ人数 1000人

参加ボランティア実人数 9人

参加ボランティア延べ人数 60人

本助成金による活動の成果
食料支援した世帯数延べ約363世帯大人延べ約386人子供延べ約614人合計1000人でした。
食料は数値では表せませんが、1回1世帯に配布する量は買い物カゴに1杯強が目安です。最初は4世帯程から始まりましたが、現在は約150世帯の登録があります。
また活動に賛同して下さり、フードパントリーを始めた方たちと連携して、現在は板橋区内に6ケ所のフードパントリーが出来ました。交代で毎月一度は利用者が利用できるような体制を整えることが出来るようになりました。
また物価高騰の現状を鑑みて一時的に失業、減収の方の支援も受け付けています。

この活動を始めてみて、本当に1日1食食べるにも事欠く方が、近所にこんなに沢山いることを痛感しています。地域のひとり親家庭の子供たちが遠慮なく食べられるように、お腹いっぱいになる日が一日でも多くなるようにしていきたいです。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
フードパントリー活動を始めてから5年が経ちました。きっかけはコロナ禍で経済的に厳しいシングルマザーが多いことを知り、少しでも支援をしたいと思ったことでした。
始めた頃はフードパントリー活動をしている団体もそんなに多くなく、社会的にもそれほど浸透していない状態で、利用者も今よりも少なかったです。当初は寄付品で充分でしたが、現在では需要と供給のバランスが崩れてきて、寄付品だけでは足りない状況です。今後活動を継続するには助成金が必要不可欠であると痛感しています。
又出来ればフードパントリーを増やして、利用者が毎月1カ所のフードパントリーを利用できるように目指したい。
経済的に厳しい状況が続くと思うので、ひとり親家庭の親も子供も、せめてパントリーの日だけはお腹いっぱいになれるような支援を続けたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://foodshimura.wordpress.com/



寄付してくれた人へのメッセージ
ひとり親家庭の支援を通して思うことは、ひとり親家庭の子供たちの貧困が深刻な状況であることです。又公的な支援を受けられない世帯への支援の必要性も感じます。フードパントリーをりようする子供たちがお腹いっぱい食べられる支援が理想です。
コープみらい様と協力して、地域の子供に食と笑顔を届けたいと思います。