都道府県 沖縄県
助成額 763,802円
活動開始日 2020/9/1
活動終了日 2021/3/31
助成金で行った活動の概要
KFBの活動は大きく2つの活動に分かれます。■子供居場所活動は沖縄市照屋に子供カフェを2016年に開所して、近隣の子供達の居場所作りとして活動を始めました。夏休みなどの長期休暇時でも、ボランティアの協力により定期で開所していました。現在は週2-3日開所し、子供達の学習支援、放課後の遊び場としています。コロナ環境下で活動が制限されている子供達の息抜きの場所となるように現状は登録制として、来所日を決めるなど密にならない環境を作り、体調管理をしっかりとし運営しています。また、子供達の保護者の方に対するサポートや相談役としての役割、また近年では中学生や子供カフェを巣立った青少年の健全な育成に向け、気軽に相談できる場としての活動も行っております。■食材サポート活動は社会福祉協議会を中心に地域の方、県内外の方との連携により生活に困窮する家庭に食材をサポートしております。サポートを始めてから設備が整っていない為、缶詰類、麺類、米類などの保存がきく食品のみの寄付を受け、配達していました。生鮮食品の寄付の申し出はある者の全てを受け入れることは難しい状況でした。
活動日数 56
支援対象者実人数 617
支援対象者延べ人数 700
参加ボランティア実人数 3
参加ボランティア延べ人数 3
本助成金による活動の成果
赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動の支援を頂き、感謝しています。子ども居場所活動については昨年8月1日から9月5日までコロナの影響により活動自粛を要請されました。その間に活動再開に向けて打合せた結果、来所する子供達を登録制にして、参加人数を限定する事、屋外での活動を多くする事を決めました。子供達の体調管理や屋外活動により今までより長時間の活動、スタッフの増加が課題でした。本助成により、新たにスタッフを採用することが出来、子供達の管理をきめ細かくすることが出来ました。また計10回の屋外活動（プール、サイクリング施設、公園など）に対するスタッフの費用も捻出できました。これにより子供達も広々とした空間でストレス解消が出来たと思われます。また良い思い出作りが出来たと感じています。食材サポート活動については今回助成を受け大型冷蔵庫が購入したことによって、野菜・果物、生鮮食品を今まで以上に多く保管することが可能になり、サポート家庭も13世帯から16世帯へと増やすことも出来ました。従来より提供する食材の種類が増えたことで、健康状態に非常に良い影響を与えることが可能になり、貧困家庭の子どもの特徴である背が低く痩せていることが挙げられますが、以前と比べ良い傾向になっていると思われました。最近では野菜が値上がりしているので、サポート家庭のお母さん達から感謝の言葉を頂き届ける側としても励まされとても嬉しく思います。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
本事業を活動して見えてきた課題は活動を充実化させたいという思いがある中で、それに対する人材及び経費が安定していないことです。県内外から海外に至るまで多くの皆様からの寄付やサポートにて運営させていただいて頂いてますが、毎年の寄付の状況により活動を考慮しているのが実情となります。居場所活動については、子供達の事を考えると週5日開所が望ましいですが、現状は週2日開所になっていること、またコロナ下での密にならない為に子供達を登録制にし活動を分けたり、活動野外活動を積極的に行うためには通常よりもスタッフ数が必要となり、スタッフの補充が課題となります。食材サポートにおいては冷蔵庫の導入により、より多くの食材を受け入れることが出来ましたが、寄付して頂く生鮮食品については配達する期間も限られるため、いかに効率良く配達するかが課題となります。今後の取り組みは、ブログなどSNSに今まで以上に力を入れ、告知し広く寄付を募り、活動の安定化を目指します。居場所事業においては栄養価値の高い軽食を提供できるようにしたいと考えております。食材サポートについては上記課題解決し、サポート家庭を増やせるように取り組みます。子どもカフェに開所当初から通っていた子どもが成長し、今度は自分が子ども達を支える側となって、現在は子どもカフェのスタッフとしてアルバイトしています。家庭不和の中で育ち将来に対しての希望がなかった彼がこのような居場所事業によって励ましを受け、将来保育士になりたいという目標を見出すことができました。この働きの大きな収穫を実感し、応援してくださる皆様にスタッフ一同に心より感謝しています。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://kodomofoodbankkfb.com/page/3/
