大型冷凍庫の購入事業

団体名 セカンドハーベスト名古屋

都道府県 愛知県

助成額 2,370,000

活動開始日 2020/7/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
セカンドハーベスト名古屋では、2019年度では、190社から425トンの食品を、700人の一般市民の人々から15トンの食品を無償でご寄贈いただき、困窮者に無償で提供するフードバンク活動をしています。活動の主な柱は2本。困窮者を支援する約220の福祉団体やNPO団体などに食品を提供したり(団体支援)、困窮者自立支援法に基づいて設置された東海三県の相談窓口との連携により生活に困っている個人、ご家族に対して食品支援箱を送付したりする(個人支援)を活動の2本柱としています。個人支援では昨年度の一年間で約5000箱、送付することが出来ました。 平日の月曜から金曜日までの午前9時から午後5時までの毎日、約10~15名のボランティアさんが予め予定されたシフトに合わせて、食品の引き取り、仕分け、箱詰め、パソコン入力等忙しく生き生きと活動しています。  私たちはフードバンク活動を東海地方における「食のセーフティネットを構築する」ことを目標に掲げており、厳しい経済状況に陥ったとしても誰もが安全で栄養価のある食費を得られる社会の実現を目指しています。 更に、新しくできたフードバンクを支援し、フードバンク同士のネットワークを構築し、連携し協力し合える関係を作っていきたいと考えています。そして、その地域の、余剰食品がその地域のフードバンクに提供され、その地域の困っている人の元に届けられる、地産地消のフードバンクが根付いていくことを手助けし、お互いのフードバンクが助け合える社会を構築できたらと考えています。より多くの困っている人の元に「食べることが出来る安心」「社会で支えられている事が実感でき、大切な存在であることを実感してもらえる」そのような活動を地域に定着させていきたいと日々奮闘しています。

活動日数 250

支援対象者実人数 20,000

支援対象者延べ人数 20,000

参加ボランティア実人数 60

参加ボランティア延べ人数 3,750

本助成金による活動の成果
今回、いただいた助成金のお陰で、プレハブ式の冷凍庫を倉庫内に設置することが出来、より多くの冷凍食品を企業より受領することが出来るようになり、食品ロスに対してのフードバンクの役割が更に果たせるようになるばかりか、困窮者の方により良い、よりバラエティに富んだ食品の提供が可能となった。 最近の傾向として、家庭用冷蔵庫を見ても、冷凍食品の収納スペースが増大しており、冷凍食品の質も向上し、アイテム数も顕著に増加している。栄養価も高い素材や、子どもが一人でも簡単に電子レンジで調理できる取り扱いが簡単な食品も多く、ニーズも高まっている。今回の、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言下では、学校が休校になり、自宅で過ごすことになった子どもたちや仕事を失い自宅待機を余儀なくされた外国人の方にとっても、冷蔵食品や生鮮食品よりも長期保存できる食品の希望も多くなっている。そのような中で、これまで沢山の冷凍食品を企業より提供いただけるとしても、保管できる冷凍スペースに限りがあり、十分な量の取り扱いが出来なかった。 今回のプレハブ冷凍庫の設置が出来たことで、スペースの都合上、これまで引き取りをお待ちいただいていた企業に対して、また、十分な量の食品のご提供に対してお断りするしかなかったところ、積極的な食品の受け取りをすることが可能となった。そのことにより、これまで廃棄されていた食品が、栄養価の高い食品として有効活用していただける事になり、企業にとっても、フードロス削減と社会貢献が同時にできることに繋がる。更に沢山の食品を提供することで、多くの困窮者に栄養価の高い食支援が可能になった。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
冷凍食品を提供するにあたり、倉庫より、それぞれの団体に運搬されるまでの食品の管理(保冷箱やバッグなどを使う)事を徹底し、安全に食品を保管しているかも、定期的に確認する必要がある。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/2hnagoya/posts/3588468314526436