共同募金は、戦後間もない昭和22(1947)年に、市民が主体の民間運動として始まりました。
当初、戦後復興の一助として、被災した福祉施設を中心に支援が行われ、その後、法律(現在の「社会福祉法」)に基づき、地域福祉の推進のために活用されています。
社会の変化のなか、共同募金は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する、「じぶんの町を良くするしくみ。」として、取り組んでいます。
実施期間 令和7年10月1日(水)~令和8年3月31日(火)
メインテーマ じぶんの町を良くするしくみ。
実施主体 各都道府県共同募金会
募金目標額 177億404万円
※募金目標額について:共同募金は、地域の福祉団体等からの助成申請を基に助成計画を立案し、その計画に基づき助成事業に必要とされる目標額を毎年定めて募金運動を実施しています。
共同募金では、平成25年から「地域から孤立をなくそう」をテーマに募金運動に取り組んでいます。地域において、あらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら生活していくことのできる地域コミュニティづくりのための資金として、よりいっそう活用されるものとなるために、令和7年度は引き続き「つながりをたやさない社会づくり~あなたは一人じゃない~」を共通助成テーマとして実施します。
共同募金を活用した活動事例を動画で紹介しています。
〇節分の日 鬼訪問事業
(千葉県 御宿町社会福祉協議会・かぐやdeアミーゴ)
節分前に、子どもたちが鬼に扮し、地域の高齢者宅や老人ホーム、集いの場を訪問し、高齢者と交流しました。ふだん、小さな子どもと接する機会が少ない高齢者は、元気な子どもたちの姿に喜び、笑顔が広がりました。参加した子どもや保護者も、さまざまな人と触れ合い、地域での子育ての大切さを実感できました。この活動を通じて、世代を超えたつながりが生まれ、子育てしたくなる町づくりのきっかけとなりました。
〇除雪ボランティア事業
(福島県 金山町社会福祉協議会)
高齢者や身体が不自由な方など、除雪が困難な方のご自宅では、雪に埋もれてしまい、外出が難しくなることがあります。こうした状況に対応するため、地域の除雪ボランティアが協力し、雪かきを行っています。この活動によって、日々の生活が支えられるだけでなく、落雪や家屋の倒壊といった二次被害の防止にもつながり、また、助けが必要な方がいるという認識ができるため、緊急時の支え合いにも役立ちます。
〇 ひとり暮らし高齢者 交流サロン事業
(長野県 御代田町社会福祉協議会・一人暮らし高齢者の会 むつみ会)
むつみ会では、ひとり暮らしの高齢者が集まり、支え合う場を提供しています。さまざまなプログラムを通じて参加者の交流を促し、仲間づくりを大切にしながら、共に時間を過ごし、励まし合うことで、安心できるコミュニティを築くことを目的としています。孤立を防ぐとともに、地域の絆を強める活動として、住み慣れた町に根差した温かな支え合いの場をめざしています。
共同募金は、地域の多様な課題解決のために役立てられています。
ご寄付は、各都道府県共同募金会で受け付けているほか、インターネットやスマートフォン、寄付つき商品、ポイントなどでもご寄付いただけます。
共同募金会では、民間の団体や福祉施設から助成申請を受け付けております。
助成の応募にあたっては、都道府県共同募金会ホームページから応募要項をご確認ください。